◆「ガス管と確認しないまま作業」ガス会社も呼ばず…
爆発事故があったビル火災現場＝2023年7月3日、東京・新橋で、本社ヘリ「あさづる」から（安江実撮影）
書類送検容疑では、昨年7月3日、ビル3階の空き店舗の内装工事中、配管の接続部分を誤って外してガス漏れさせ、爆発を引き起こし、2階の飲食店店長（54）と店員、周辺を通行していた3人に重軽傷を負わせた上、ビル6棟と駐車中の車を壊したとされる。 同課によると、水道業者が床上に出ている配管のふたを取ろうとした際、床下の接続部分が外れたとみられる。2人は「ガス管と確認しないまま作業していた」と供述しているという。配管図を見て正確な位置を把握せず、作業前にガス会社を呼んで元栓を閉じる対応も取らなかったとみられる。 店長がライターを使ったことで漏れたガスに引火し、爆発した。店長は「ガスの臭いはしなかった」と説明。両手に重いやけどを負い、後遺症が残っている。建物と車の被害額は1億2000万円だった。 現場はJR新橋駅から西に300メートルほどの繁華街で、発生当時、ガラス片や紙片が散乱するなど一時騒然となった。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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