(若狭敬一アナウンサー)
北九州市で起きた中学生の殺傷事件は、通り魔的なものと専門家はみているようですが、子どもたちが身を守るためにできることは何かあるのでしょうか?

(大石邦彦アンカーマン)
これといった決め手はないのかもしれません。ただし、リスクを減らすことはできます。

元埼玉県警捜査1課の警部補だった佐々木成三さんによりますと「今回の事件は相当まれな事件で、自分も被害に遭うかもしれないレベルで防ぐことは難しい」としながらも、「アンテナを高くして防犯意識を持ってください」ということでした。

店内に入ったら全体を見渡す、出入り口はどこにいくつあるのかを確認する。そうすれば、すぐ逃げることができるということです。

スマホばかりを見ない、周りの情報が入ってこないので、不審な人物が現れても気付かない恐れがあります。

そして、知らない大人であっても助けを求めてください。

「知らない人に話しかけない」と言われていますが、今回のような事件に巻き込まれそうになったら助けを求めてくださいということです。

子どもたちが身を守るためには

(柳沢彩美アナウンサー)
今回、本当に前触れもなく通り魔的な事件が起きてしまった。
何か知識として子どもたちに教えられるのは、いったいどんなことなんでしょう?

(大石アンカーマン)
とっさの判断で、どう行動するかということです。

まず「その場から、すぐ逃げてください」。
そして「重い・かさばる荷物は捨ててください」。

逆に、やってはいけないこともあります。

「背を向ける・しゃがみ込む」これはやめてください。相手に付け入る隙(すき)を与えてしまいます。

また「通り魔に立ち向かうこともやめてください」。
相手が凶器を持っていた場合、それで襲われてしまう恐れも十分あるからです。

(大石アンカーマン)
こういったことを頭の片隅に入れておいてください。そして、ご家族で話し合ってみてください。

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