車を運転中にスリップさせて歩道に乗り上げる事故を起こした国家公務員の男が13日、道路交通法違反の疑いで松江警察署に逮捕されました。男はかけつけた警察官からの飲酒検査や免許の提示を拒んだということです。
道路交通法違反(安全運転義務)の容疑で逮捕されたのは、広島県広島市に住む国家公務員の男(61)です。
調べによりますと男は、13日午後5時すぎ、島根県松江市内の主要地方道で軽乗用車を運転中、車をスリップさせ、他人に危害を及ぼすような速度で運転した疑いが持たれています。
現場に居合わせた人に頼まれたという男性から「車が単独で歩道に乗り上げている」旨の通報があり、かけつけた警察官が車を運転していた男に話を聞こうとしたところ、酒のにおいがしたため、飲酒検査を行おうとしましたが男はこれを拒否。免許の提示も拒んだということです。
安全運転義務違反の疑いで男を現行犯逮捕したのちに、松江警察署で飲酒検査に応じたということですが、基準値以上のアルコールが検知されたということです。
調べに対し男は「スリップして事故をしました」と容疑を認めているということです。
男は逮捕時、身元を明らかにしていませんでしたが、その後の警察の調べで国土交通省中国運輸局広島運輸支局に勤務する国家公務員ということが判明しました。
警察が飲酒先などについて調べを進めています。
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