2025年9月に行われる「岡山芸術交流2025」の実施計画について話し合う実行委員会が行われ、初めてすべての会場で鑑賞料を無料にすることが決まりました。
岡山芸術交流は、3年に1度、岡山市中心部の岡山城・岡山後楽園周辺エリアで開催されているもので、街歩きを楽しみながら最先端の現代アートなどに出会える国際現代美術展です。
4回目となる今回の作品製作には、国の内外のアーティスト・科学者・映画監督・アスリートなどさまざまなジャンルのプロが参加する予定です。
きょう(16日)開かれた実行委員会では、完成したポスターが披露され、実施計画について話し合われました。
その中で、物価の高騰や経済の低成長などの影響で、多くの人が芸術にかかわる機会が減っているとして、今まで無料だった屋外展示だけでなく、原則有料だった屋内展示も含め、すべての会場で鑑賞料を無料とすることが決まりました。
実行委員会では、特に多くの子どもたちに芸術に触れてほしいとしています。
(岡山芸術交流2025・石川康晴 総合プロデューサー)
「文化格差、経済格差、これをイコールにしてはいけないという強い思いがあり、無料という大きな決断をさせていただきました」
「この時期は、瀬戸内国際芸術祭の開催で岡山にたくさんのインバウンドのお客さんも集まってきます。そこを商機ととらえて、岡山芸術交流を中心に地域経済の活性化につとめていきたいなと思います」
岡山芸術交流は、2025年9月26日から11月24日まで行われ、実行委員会では、2019年の31万人を超える50万人の来場者を目指しています。
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