岩屋外務大臣は14日、カリブ諸国の外相らとの会合に参加し、中国を念頭に、「力による一方的な現状変更や経済的威圧は認められない」と明記した共同声明を採択しました。
日本と14のカリブ諸国で構成されるカリコム=カリブ共同体の外相会合が14日、外務省で開かれました。
日本での開催は10年ぶりです。岩屋大臣とカリコムの外相らは、食料安全保障や国連の安保理改革、気候変動などについて意見を交わし、共通の目標に向けて連携を強化することで一致しました。
また、日本とカリコムは民主主義や法の支配といった同じ価値観を有しているとして、中国を念頭に「力による一方的な現状変更や経済的な威圧は地球上のいかなる場所においても認められない」と共同声明に明記されました。
この地域では中国がインフラ投資などで存在感を高める一方、世界で台湾を承認している12か国のうち5か国がカリコムに集中しています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。