23日開幕のバスケットボールの高校全国大会=ウインターカップに岩手県代表として出場する男子の黒沢尻工業と女子の盛岡白百合学園。
全国に挑むチームの主力選手を紹介します。
全国高校バスケットボール選手権大会=ウインターカップに12年ぶり4回目出場の男子・黒沢尻工業です。
SGの藤原琥太郎キャプテンは、チームの主体となる1年生に積極的に声をかけチームワークを高めることに努めています。
(黒沢尻工 藤原琥太郎主将)
「1年生が多いので足りない部分も多いんですけど、みんなが補って最高のチームに向けて作っている途中です」
チームの中心を担うのは藤原キャプテンよりもひと回り大きい、身長187センチの1年生センター・佐藤翔真選手です。
ジュニア時代に全国大会出場経験がある佐藤選手の強みは身長を生かしたダンクシュートや、強いフィジカルを生かしたレイアップシュートなどインサイドの得点力の高さです。
(黒沢尻工 佐藤翔真選手)
「けっこういい経験だと思うので、しっかりその期待に応えられるようにしたい全国大会なのでしっかり楽しみたいです」
初戦の対戦相手は今年のインターハイベスト8の鳥取県第1代表・鳥取城北です。元プロ選手で就任4年目の斉藤資コーチは初戦について「アウトサイドシュートの決定力を上げていかに試合をコントロールできるかが鍵になる」と分析します。
(黒沢尻工 斉藤資コーチ)
「かなり強いチームですし、その世代で一番と言っていい2メートル超えの留学生がいますので、全身全霊で準備をして挑みたい」
チームが目指すのはまずは初戦突破です。
大会に向けてシュート練習を増やして得点力強化を図るなど、最終調整を続けています。
(黒沢尻工 藤原琥太郎主将)
「感謝の気持ちをしっかり持って、自分たちは岩手県代表だという気持ちを背負って、悔いの残らないように全力でプレーしていきたい」
一方、女子の代表は2年ぶり19回目の出場となる盛岡白百合学園です。
中心を担うのは1年生から主力選手として活躍してきた盛岡白百合学園中学出身の身長172センチのPF・昆真叶選手と、身長170センチのC・伏原慶選手です。
(盛岡白百合 昆真叶選手)
「チームでは身長が高いほうなので、得点源となって果敢にゴールに攻める所が私の強みだと思います」
(盛岡白百合 伏原慶選手)
「自分より身長がある人がごろごろいると思うので、エースである真叶にたくさんシュートを打たせるようにリバウンドを頑張りたい」
特にエースの昆選手は、チームの中でも成功率が高い3ポイントシュートやフェイントを駆使して相手ディフェンスをかわすレイアップシュートを得意としています。
この3年生中心のチームをまとめるのが、上村美悠キャプテンです。
チームの平均身長は163センチと全国と比べて小柄ながら、スピードを生かしたプレーで今年夏のインターハイではベスト16。
まずは長野県代表の東海大諏訪との初戦を制し、インターハイを上回る全国ベスト8を目指します。
(盛岡白百合 上村美悠キャプテン)
「全国は身長が高いということをインターハイなどを通して実感してきたので、それをスピードの速さなどでカバーして自分たちの走るバスケを出して戦っていきたい」
23日に東京都で開幕するウインターカップには男女それぞれ60チームが出場します。
男子の黒沢尻工業は大会2日目の24日に鳥取城北、女子の盛岡白百合学園は大会初日に東海大諏訪とそれぞれ初戦を迎えます。
(黒沢尻工)
「ウインターカップ頑張るぞ~」
(盛岡白百合)
「ウインターカップベスト8行くぞ」
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