(若狭敬一アナウンサー)
ガソリン価格の高騰で、色々なところに影響が出ています。
これまでガソリン価格は、どのように推移してきたのでしょうか?
(大石邦彦アンカーマン)
レギュラーガソリンの平均価格の変化をグラフにしてみました。
補助金がない場合には1リットル200円を超えている時期が見られます。
補助金がある場合には1リットル180円を超えた時はありますが、比較的安定していて、12月2日時点では175.4円、補助金がない場合は191.1円となっています。
15.7円分、補助金があるおかげでガソリンを安く手に入れることができる訳です。
(若狭アナウンサー)
補助金は続けて欲しいというのが本音ですよね。
(大石アンカーマン)
ちなみに12月19日からは補助金が5円減額されるということで、12月2日の時点で見ると1リットル180円ぐらいになるのかなということなんですね。
(若狭アナウンサー)
ガソリン以外にも、補助金が段階的になくなるものがあるんですよね。
(大石アンカーマン)
例えば軽油、これは農業への影響も出ます。そしてストーブなどに使う灯油。
船の燃料に使われる重油、漁業にも影響が。あとは飛行機の航空燃料も。
輸送コストも上がるので物価高に追い打ちをかけることも考えられます。
ガソリン値上げ対策 どうすれば?
(若狭アナウンサー)
様々な方面に影響が出るということですが、農作物ですとビニールハウスを栽培に使われている方にも影響が出ますよね。
(大石アンカーマン)
以前に取材した「すまいるベリーズ長久手」の柴田竜伺さんに聞きました。
ビニールハウス3棟を運営しているのですが、ビニールハウスは暖房で昼は20℃、夜は10℃に調整しないと、イチゴの生育に影響を与えてしまうのだそうです。
使う重油は1日40リットルで、1シーズン11月から翌年3月末までで6000リットルくらいで約200万円。補助金が減ると困ってしまう。
今は人件費も上がっているので、本来はイチゴ1パックあたり50円程度値上げしたいけれども、ここは上げずに我慢すると。
(松本道弥アナウンサー)
果物など食品の価格も上がっていきそうですけれども、ガソリン代を節約するにはどうすればいいのでしょうか?
(大石アンカーマン)
そのあたりを岐阜県石油商業組合の澤田栄理事長に聞いてみました。
補助金が減額されるのは12月19日ということですが、何か混乱があるかもしれないので1日余裕を持って12月18日までに満タンにしておきましょうと。
ただし、年明けには再び1月16日から補助金が減ってガソリンの価格が上がる可能性もあるということですから、皆さんもご注意ください。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。