愛知県の自民党知多市支部が、政治資金収支報告書を10年以上提出せず、無届けのまま活動を続けていたことがわかりました。
(伊藤忠彦復興大臣 参議院予算委員会 13日午後1時過ぎ)
「誠に申し訳ありませんでした」
13日午後、参議院予算委員会で謝罪した伊藤忠彦復興大臣。以前代表を務めていた自民党知多市支部で、2009年と2010年分の収支報告書が県の選挙管理委員会に提出されていなかったことが判明したのです。
選管から「政治団体として存在していない」と指摘が
収支報告書を2年連続で提出しないと、無届けの政治団体とみなされますが、知多市支部はその後も報告書を提出しないまま政治活動を続けていました。しかし去年、代表と事務担当者の引き継ぎをした際、県の選管から「政治団体として存在していない」と指摘され未提出が発覚。ことし新しく支部を立ち上げ直すと共に、過去の報告書を提出しました。
知多市にある伊藤大臣の事務所を訪ねると。
(脇田亜彩香記者)「鍵が閉まっていて人の気配がありません」
愛知県選挙管理委員会によりますと、収支報告書の未提出や無届け状態での活動などは政治資金規正法違反となる可能性があります。
またも“政治とカネ”問題 大臣の責任は
当時支部の代表を務めていた伊藤大臣は13日の参議院予算委員会で質問に対し、「その通りでございます」と認めたうえで。
(伊藤忠彦復興大臣)
「私の関係していた団体についてご心配をおかけしたことについては素直にお詫び申し上げたい。誠に申し訳ありませんでした」
さらに「どう責任をとるか」と問われると。
(伊藤大臣)
「しっかりと今後こんなことがないように引き締めてまいりたいと思いますし、自分自身も引き締めていきたい」
またもずさんな扱いが発覚した「政治とカネ」の問題。説明責任があるのは言うまでもありません。
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