大阪府内に住む70代の女性がネット広告をクリックした後、SNS上の人物に指示され、投資名目で約1億円以上をだまし取られる被害がありました。
警察によりますと、大阪府内に住む無職の70代女性は、今年8月、「今後の株価AI予想」「AIが株価の未来を見抜く」などと書かれたネット広告をクリックしたところ、「AI倍増計画」というSNS上のグループに招待され、司会進行役の「松下恵子」と先生役の「高橋真一」と名乗る人物とやりとりを始めたということです。
その後2人から、実在する証券会社によく似た名前の証券会社で口座を作るよう指示され、株への投資名目で15回にわたり1億780万円を振り込んだということです。
女性は口座上で1億7000万円ほどの利益が出たことが確認できたことから、一部を引き出そうとしたところ「手数料700万円が必要」と言われ詐欺の被害に気付いたということです。
実際に口座は存在しておらず、利益も架空の表示だったとみられています。
大阪府内のSNS型投資・ロマンス詐欺をめぐっては、2023年が約420件・約49億円の被害、2024年が11月末までで約900件・約116億円の被害となっていて、今年はすでに倍増しています。
【電話窓口】
●警察相談専用窓口 #9110
●消費者ホットライン 188
●未公開株通報専用窓口(日本証券業協会) 0120-344-999
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