旭川市内に住む60代の女性が、警察官や検事を名乗る男から、現金2400万円をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、5日、旭川市に住む60代の女性のもとに、警視庁の警察官を名乗る男から「マネーロンダリングの捜査で、あなたの口座が犯罪に使われていることが判明した。あなたに逮捕状が出ている。無罪を証明するためにあなたの口座の現金を振り込む必要がある」などと電話がありました。

女性は男の指示でLINEを交換、大阪府警の警察官を名乗る男とLINEでビデオ通話をし、女性の名前が書かれた逮捕状を見せられました。

また、大阪府検察庁の検事を名乗る男から連絡があり「余罪を調べるため口座を教えてほしい」などとも言われたということです。

女性は、男らの話を信じてしまい、翌日6日、指定された口座に5回に渡って合計2400万円を振り込みました。

その後、不審に思った女性は、4日後の10日午後、警察に相談。だまされていたことがわかりました。

警察は、警察官などを名乗る電話やSNSのメッセージで現金を要求されたら詐欺を疑い、警察相談専用電話「#9110」に相談するよう呼びかけています。

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