総務省が所管する「労働力調査」で、鹿児島県は、鹿屋市の調査員が調査員証を紛失したとして、不正利用に注意を呼びかけています。

調査員証を紛失したのは、県が任命した鹿屋市の調査員です。

労働力調査は総務省が所管する統計調査で、県知事に任命された調査員が調査対象世帯を訪問し、調査票を配布・回収しています。

県によりますと、鹿屋市の調査員は12月4日に調査員証を首にかけて調査対象世帯を訪問し、その後、調査員証をカバンに入れて帰宅しました。

翌日、別の世帯に訪問しようとしたところ紛失に気づき、県に連絡し、その後、警察に遺失届を提出したということです。調査員が自宅や訪問先などを捜しましたが、10日現在、調査員証は見つかっていないということです。

県内全体の調査対象は600世帯で、今回、調査員証を紛失した調査員は16世帯を担当していたということです。

労働力調査をめぐっては先月、枕崎市の別の調査員が一時、調査員証を紛失していて、県は「先月から紛失が続き、県民にご心配をおかけし深く謝罪します」とコメントしています。

県は今回紛失した交付番号「第42号」の調査員証を無効とした上で、調査員を装って個人情報をだましとる「かたり調査」などで紛失した調査員証が悪用されるおそれがあるとして、調査員が訪問した際には調査員が提示する調査員証の番号を確認し、顔写真による本人確認などをしてほしいと注意を呼びかけています。

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