今週は11日以降、度々冬型の気圧配置が強まり北海道や東北は雪の降る日が多く、吹雪で見通しが悪くなる所もありそうです。北陸も雨や雪が続き局地的に積雪が急増する日もある見込みです。強い寒気が南下する14日~15日は、関東北部など警報級大雪の可能性があり、西日本の太平洋側で雪も降りそうな厳しい寒さとなりそうです。

日本気象協会 tenki.jpによりますと、今週の日本付近は冬型の気圧配置が強弱を繰り返す見込みです。

次の図は上空1500メートル付近の寒気の予想図です。11日(水)午後9時には平地で雪の目安とされるマイナス6℃以下の寒気が北陸まで南下するでしょう。

さらに、週末の14日(土)から15日(日)にかけては、一段と強い寒気が流れ込む見込みです。

15日(日)午前9時には、西日本の太平洋側まで平地に雪をもたらすほどの寒気が南下するでしょう。

13日(金)午後10時にかけての72時間の降雪量の予想を見ると、北海道から東北、北陸にかけてまとまった雪が予想されています。

14日、15日は寒気強まり交通の影響に注意

2週間予報を見ると、北海道や東北の日本海側は11日(水)には再び雪が強まり、吹雪で見通しが悪くなる所もありそうです。

また、北陸も雨ではなく雪の所が多いでしょう。山間部では積雪が急増し、大雪となる所もありそうです。路面の状況などに注意し、車の運転は必ず冬タイヤを装備してください。北陸では新潟県を中心に、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。しばらくは土砂災害に警戒してください。

西日本の日本海側は山間部を中心に、12日(木)にかけて広く雪になりそうです。

13日(金)は、東海や関東など太平洋側で一時的に雨が降り、長野県や山梨県の一部では雪になる可能性があるでしょう。

寒気が更に強まる14日(土)から15日(日)は、北海道や東北、北陸のみならず、四国や近畿など西日本の平地でも雪になる所があるでしょう。
普段雪の降りにくい場所で雪となる可能性がありますので、交通の影響などにも注意してください。

また、群馬県や長野県では14日と15日は警報級の大雪となる可能性が「中」程度あります。北陸も短時間で積雪が増える所がある見込みです。

日本海側は雪や雨が多く、断続的に強く降る

土日の外出は、どこに行くにも車は必ず冬用のタイヤを装備して、交通の影響にご注意ください。

また、全国的に北寄りの風が強まり、気温も上がらず冬本番の寒さです。

12月半ばを過ぎても、日本海側は雪や雨の日が多く、断続的に降り方が強まりそうです。

太平洋側は乾燥した冬晴れが続きますが、21日(土)は九州から関東にかけて広く一時雨になりそうです。

次に雪と雨の動きを3時間ごとのシミュレーションで見ていきます。

冬の寒さは要注意!ヒートショック防ぐには

冬の時期は、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度の変化によって身体がダメージを受ける「ヒートショック」が発生しやすくなります。ヒートショックを防ぐには、次の4つのポイントに注目してください。

① 脱衣所や浴室は、入浴する前に暖めておきましょう。

暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入り、その後、浴槽につかると、寒暖差で血圧が急激に変化してしまいます。浴室に暖房設備がない場合は、シャワーを使って浴槽に給湯したり、浴槽のお湯が沸いたらよくかき混ぜた後、蓋を取って湯気を充満させたりするのも効果的です。

② 入浴の際は、お湯の温度は41度以下、時間は10分以内を心がけましょう。

入浴する時間帯は、夜遅い時間帯だと冷え込んできますので、早めの時間帯を心がけてください。

③ 浴槽で体を暖めた後は、できるだけゆっくり立ち上がるようにしましょう。

手すりがあれば活用し、手すりがない場合でも、浴槽のへりにしっかり手をかけて立ち上がってください。

④ 食後すぐの入浴や、飲酒後の入浴は避けましょう。

食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することもありますし、飲酒によっても一時的に血圧が下がります。体調の悪い時も、入浴は避けてください。

次に今後の雪と雨を3時間ごとのシミュレーションで見ていきます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。