ユネスコの無形文化遺産への登録が決まり、日本の「伝統的酒造り」が注目される中、焼酎文化に関するシンポジウムが鹿児島大学で開かれました。

鹿児島大学農学部には、2016年から焼酎発酵微生物科学コースが設置されていて、毎年、焼酎学シンポジウムを開いています。

今月5日、焼酎や日本酒などの「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録が決まりました。

10日は、ユネスコの登録に関わった専門家の一人で、東京農業大学の小泉武夫名誉教授が「日本酒だけでなく、焼酎や泡盛なども含めた日本の酒造りの技術と伝統を登録するべき」と提案したことを紹介しました。

(東京農業大学(醸造学専門)小泉武夫名誉教授)「日本の伝統的な酒造りの中心は何かというときに麹だと。麹菌を使った酒造りは日本だけだからと。しかも奈良時代から麹を使った酒造りは始まっている。登録して良かったで終わってはならない、ここからが始まり」

(神奈川県から参加)「もっと鹿児島の焼酎文化は世界に広まっていいのではと思っていて、東京でも盛り上がっているのでいいと思う」

参加者は熱心に耳を傾けていました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。