大分県立病院で医師らに対する残業の未払いが発覚した問題で、未払いの総額が7年間で10億円を超えるとみられることがわかりました。

(県病院局・井上敏郎局長)「これまで不適切な事務処理が継続してきたことについてはこの場をお借りして深くお詫び申し上げます」

大分県立病院(大分市)

10日開かれた県議会の福祉保健生活環境委員会で井上敏郎病院局長が県立病院の残業代未払い問題を謝罪しました。

県立病院では今年8月、医師に残業代を支給するための計算基礎に初任給調整手当を含めていなかったことが発覚。未払いは2017年11月から今年8月まで続いていて、総額は概算で10億円を超えることが新たにわかりました。

病院側は大分労働基準監督署の是正勧告を受けて、消滅時効の期間内となる2021年11月以降の未払い分およそ4億3000万円を支給する方針です。

県は来年の第1回定例県議会で関連する補正予算案を提出します。

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