この年末年始は日の並びがよく、年末年始が「最大9連休」となる人も。SNSでは“奇跡の9連休”と注目されています。

 JTBの「年末年始の旅行動向」(12月5日公表)によると、国内旅行者数はコロナ前に比べて回復が堅調。1人あたりの平均費用は、統計を取り始めて以降、過去最高額を記録しています。

 ただ、円安・物価高が続く昨今…旅行するなら、なるべく出費を抑えたいところ。オススメの旅行先は?宿泊方法は?年末年始のオトクな旅行術について、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏に聞きました。

新幹線&年明け&広島が狙い目!?

 年末年始は「新幹線」を使った旅がオススメだと、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏は断言します。というのも新幹線は、繁忙期の値上がり幅が飛行機より小さいからです。

 【東海道・山陽新幹線 指定席特急料金の値上がり幅】
 ▼12月28日(土) +400円
 ▼12月29日(日) +400円
 ▼12月30日(月) +200円
 ▼12月31日(火) +200円
 ▼1月1日(水・祝)
 ▼1月2日(木)   +200円
 ▼1月3日(金)   +200円
 ▼1月4日(土)   +400円
 ▼1月5日(日)   +400円

 また、連休後半は家でゆっくりしたい人が多いせいか、ホテルの予約は連休前半に集中するため、「年明け」であれば、まだ予約が取れる可能性があるということです。
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 関西から新幹線で行くなら、ズバリ「広島」だと鳥海氏は話します。大阪から新幹線で約1時間30分、新幹線の料金は1万950円(通常期・のぞみ)。景色がきれいな「生口島」や、「牡蠣」「あなごめし」「レモンケーキ」などのグルメも充実していてオススメだということです。

割安&好立地!ビジネスホテルで家族旅行

 最近増えているのが、ビジネスホテルを利用した家族旅行。割安・好立地なうえ、ホテル側としてもビジネス客以外へターゲットを拡大する動きが約10年前からあるそうです。

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 12月2日に開業したばかりの「アパホテル&リゾート 大阪なんば駅前タワー」は、平日はビジネス客の1人利用がメインですが、2部屋をつなげることでグループ・家族連れが利用できるツインルームへと様変わり。大人2人が宿泊でき、年齢によりますが子どもは添い寝も可能です。
 
 そもそもビジネスホテルに明確な定義はありませんが、一般的には次のような特徴があります。

 (1)宿泊に特化
 (2)部屋はコンパクト
 (3)食事は基本朝食のみ
 (4)スタッフは最少人数(無人も)

 ここに、シティホテルの特徴(ゆったり滞在できる、部屋は広め、レストラン・カフェ併設、ベルスタッフなど)を取り入れたホテルが今注目されているわけです。

推す声多数!?無料サービス充実の「ドーミーイン」

 オススメのビジネスホテルは「ドーミーイン」だと鳥海氏は言います。とにかく無料サービスが充実しているとのこと。鳥海氏以外からも推す声は多く、“ドーミーイン芸人”という人もいるそうです。

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 そこでMBSの大吉洋平アナウンサーが12月5日夜、「ドーミーインPREMIUMなんばANNEX」で実際に宿泊。部屋おまかせの「スタンダードプラン」(税込み1万4985円)を選んだところ、ツインルームでバス・トイレ別、ウェルカムデザート・ウェルカムドリンクも付いていました。ベッドはアメリカの高級ブランド製だったそうです。

 さらに、こんなサービスもありました。

 ▼大浴場・サウナあり
 ▼お風呂上がりのアイス・乳酸菌飲料(無料)
 ▼夜鳴きそば(無料)
 ▼小鉢の種類が多い朝食

 また、年末年始にオススメのビジネスホテルが「東横INN」だそうです。シングル価格に上限があり、エリア・時期を問わず現在の上限は1万5000円(税込み・公式サイトで購入の場合)。小学6年生まで添い寝OKだということです。

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