今年、山梨県内ではクマの目撃情報が過去最多となり、先週、笛吹市の林道で、男性がクマに襲われ軽いけがをしました。
県はクマの出没場所をまとめたマップを作成し、注意を呼びかけています。
赤羽亮平記者:
「先週の金曜日、笛吹市御坂町のこの周辺でクマに男性が襲われ、けがをしました」
今月6日の正午ごろ、笛吹市御坂町の新御坂トンネル付近で、測量作業を行っていた29歳の男性作業員がクマに襲われ軽いけがをしました。
クマは、付近の川の斜面にある穴の中にいて、男性がそばを通った時に飛び出してきたということです。
今年、県内で確認されたクマによる人的被害は2件目です。
山梨県自然共生推進課 小野富夫課長:
「今はクマが冬眠に入る前で餌を求めて行動範囲を広げている時期。山に入るときはまだクマに遭遇する機会があるかもしれない」
今年度、県内で寄せられたクマの目撃情報は306件で、過去最多だった5年前の210件を大きく上回ります。
このため県はクマ出没マップを作りクマが出た場所を県のホームページで公開して注意を呼び掛け、SNSのXでも情報発信しています。
県自然共生推進課 小野富夫課長:
「必ずマップを確認して出没が多い山かどうかを確かめてから行楽や仕事に出かけてほしい」
県は山に入る時は鈴やラジオで存在を知らせ、仮にクマと遭遇したら慌てずにその場を静かに立ち去るよう呼びかけています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。