今年度、種子島宇宙センターから打ち上げが予定されていたH2Aロケットの最終号機の打ち上げが、来年度に延期される見通しとなりました。
2001年から打ち上げられてきた日本の主力ロケット・H2Aロケットは、低コスト化のため、次の50号機の打ち上げを最後に新型のH3ロケットに移行される予定です。
最後の打ち上げは当初、今年度中に行われる計画でしたが、9日、政府の宇宙政策委員会で示された今後の開発予定などをまとめた工程表の改定案の中で、打ち上げは来年度に延期される見通しとなりました。
搭載が予定されている温室効果ガスなどを観測する人工衛星の性能確認中に不具合が見つかるなどしため、部品の交換や修理が発生したためだとしています。
改定案は、今後開かれる政府の宇宙開発戦略本部で正式に決定される見通しです。
50号機は、すでに今年10月に愛知県の工場から種子島宇宙センターに到着しています。
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