ふたご座流星群 出現期 始まりました!

『ふたご座流星群』は年間最大の流星群で、毎年一定して多くの流星が見られ、《極大期》には1時間あたり60個と予想される三大流星群のひとつです。
《流星出現期間》は4日(水)~20日(金)、最も多くの流星が期待できる《極大期》は14日(土)未明と予想されています。

見やすい時間帯

国立天文台によると、ふたご座流星群は、夕方から明け方まで流れ星を見るチャンスがありますが、午後9時頃からが好条件となります。午前2時頃には、放射点がほぼ天頂に位置するため、流れ星が真上から降ってくるように見られます。

ふたご座流星群を見るには

放射点がある「ふたご座」を見つけましょう。
1)まず「オリオン座」を探します(”3つ並ぶ星”が目印)。その左側に「ふたご座」があります。

2)他には「冬の大三角」も目印になります(ペテルギウス・プロキオン・シリウス)の左側です。

3)放射点が分からなくても気にすることはありません。放射点付近を中心に空全体を見渡すように観察しましょう。

観測の注意点&撮影のコツ

防寒対策、そしてトイレの対策は必要ですが、それ以外では・・・。
1)目を暗がりに慣らすために最低15分は粘りましょう。
2)イスや寝袋などを準備すると便利です。
3)写真を撮る方は、絞りは開放、ISO1600~3200、シャッタースピードを15秒~30秒ぐらいに設定しましょう。流星はあっという間に流れます。予測するのは難しいので、連写やインターバル撮影でチャンスを稼ぎましょう。

スマートフォンで流星を撮影するときは・・・

1)『三脚とホルダー』を使って手ブレを防ぎましょう。
2)『動画撮影』にチャレンジするときは、電池の消耗が激しいので『充電済み』で『モバイルバッテリー』を準備し、『スマホ内の空き容量』を確保しておきましょう。
3)iPhoneでもアンドロイドでも『星空撮影用のアプリ』が各種あります。有料のものもありますが、専用のアプリで好みのものを探しておくといいでしょう。

また、星座観察用のアプリもあります。ふたご座の位置確認に使えます。

《極大期》は月明かりの影響が・・・

『月の満ち欠け』と『ふたご座流星群』の出現時期をまとめました。
『月』は12月1日(日)が新月で、15日(日)が満月です。
流星数は《極大期》にかけて徐々に増えていきますが、残念なことに、月明かりの影響が増してくるでしょう。
極大期が満月直前で条件的にはあまり良くありませんが、『ふたご座流星群』は明るい流星も多く流れるため、国立天文台は『月明かりに負けない明るい流れ星を観察しよう』『東京付近でも極大期には、1時間に約40個期待できる』としています。

今週からの観察では『月明かり』の影響が大きくなるでしょう。
月明かりを避けるには、「月の方を見ず」に「月と反対側の暗い空を見る」ようにしましょう。他には、月が空高くにあるときには低い空を見たりするのも良く、
月が沈む、翌日の午前0時以降観察するのもおすすめです。

9日(月)夜~10日(火)明け方の天気/16日間予報

冬の時季、雲が広がり雨や雪の日が続く日本海側でも、日付が変わるころから、富山県から南の日本海側でも晴れる時間がありそうです。
大平洋側は、観測できるところが多いでしょう。
《9日午後8時~翌10日午前5時の1時間ごとの天気》《16日間予報》をエリアごとに画像で掲載しています。

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