6日午後、札幌市北区の路上で、ワゴン車を覆面パトカー2台に衝突させて警察の職務の執行を妨害したとして、59歳の男が逮捕されました。ワゴン車は盗難車でした。
公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは、住所や職業、年齢がすべて自称の札幌市西区発寒3条4丁目に住む59歳の無職の男です。
男は、6日午後2時ごろ、札幌市北区新琴似2条1丁目の住宅敷地などで、運転していたワゴン車を覆面パトカー2台に衝突させ、警察の職務の執行を妨害した疑いが持たれています。
2台のパトカーには、それぞれ警察官2人が乗っていましたが、けがはありません。
警察によりますと、男が運転していたワゴン車は、西区内で6日に盗まれた車で、6日午後1時ごろ、豊平区内の駐車場で警察が発見し追跡していました。
衝突の瞬間を見た目撃者によりますと、ワゴン車はサイレンを鳴らしたパトカーに追跡され、道路わきの駐車場でUターンをしたところ、パトカーに進路をふさがれ、正面から衝突したということです。
取り調べに対し、59歳の無職の男は「車をぶつけて逃げようとしたことは事実。警察の車だとは思わなかった」と話し、容疑を否認しています。
警察は、窃盗容疑も視野に、男がワゴン車を入手した経緯などを調べています。
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