県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったそのとき、どのような思いや決意があったのか。第104回のストーリーは八戸市出身でシンガーソングライターのRIKUさん。
現在、ギターの弾き語りを中心にライブハウスや路上ライブで活動している。
RIKUさんの幼少期
RIKUさんは母親が弾くオルガンの音色を聴きながら育った。
RIKUさん
「母がいつも家でオルガンを弾いてくれていて、それを聴きながら育ちました。母の音楽もそうですし昔から音楽が好きでしたね」
中学校は吹奏楽部。フルートを吹いていた一方で、家にあったギターを弾き始め、高校で作詞作曲を始めた。
RIKUさん
「その頃、シンガーソングライターのYUIさんという素敵なアーティストさんがいらっしゃって、こうやって自分を表現していくお仕事があるのだなって、より熱が入ったという感じでした」
高校時代に組んでいたバンドで、好きだったシンガーソングライターYUIの曲をコピーしたことが、音楽の道を進むきっかけとなる。
背中を押してくれた恩師の言葉
RIKUさん
「高校の文化祭でバンドをやることになりまして、カバーバンドだったのですが、初めてそこで人前に立ちました。終わった後に音楽の先生から、“RIKUちゃんの声すごく素敵だね、聴いている人を幸せにするような素敵な声だね”とお褒め頂いて、それがすごく心に残って…。自分でもそうやって人を幸せにするようなことができるのだっていうのを気づかせてもらいました。そこから音楽を強く目指すきっかけになったと思います」
恩師に背中を押され、音楽の道で生きていきたいという気持ちが大きくなった。
しかし、ギターで曲作りに励んでいた頃、福島にいたRIKUさんは、あの震災に遭う。
3.11「東日本大震災」…音楽の大切さを肌で感じる
RIKUさん
「3.11があったのを覚えいらっしゃいますか?その時ちょうど福島にいました。
3月だったのに、地震が終わった後、突然猛吹雪で気候がガラッと変わって…。
日々をどう過ごしていくか必死だった時期、その時、明日には自分がいないかもしれない、自分のやりたいことを続けて悔いのない人生にしたいとすごく思ったんです」
その後、東京で働きながらシンガーソングライターとして、路上ライブから活動を始める。
RIKUさん
「路上ライブは、その日に会ってその時に知った人が、良かったよと声をかけてくれたりCDを買ってくれたり、ダイレクトにわかるのが良いと思います」
曲を作るにあたって心がけていること
生み出した多くの曲の中には、青森をイメージして作った曲も。
RIKUさん
「人の心に寄り添うような音楽、誰かの人生の1ページを切り取ったような音楽をイメージして作っています。聴いてくださる方にも通じるものがきっとどこかにあると思いながら作っているので、そこを感じ取って聴いていただけたら嬉しいなと思います」
青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分
「TurningPoint」2024年12月3日(火)放送回より
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。