旧文通費の改革をめぐり、きょう午後、参議院の与野党協議会が開かれ、きのう、衆議院側で示された改革私案をもとに意見が交わされました。

衆議院の与野党協議会ではきのう、自民党の村井座長が今の国会で歳費法を改正して旧文通費の使いみちの公開と残ったお金の返還を義務づける改革私案を示しました。公開の範囲や返還の方法などは来年3月までに定めるとし、法律の施行日は来年7月1日としています。

参議院側の協議会はきょう午後、この私案をもとに議論が行われました。

終了後、自民党の小鑓座長は、私案の中身についてはおおむね異論はなかったものの、施行日については来年夏に参院選を控えていることから、「事務的な混乱が生じうる可能性が高い時期に、あえて施行することが適切か」などとの意見が出たことを明らかにしました。

参院の協議会は次回は9日に開催する予定で、今国会での法改正に向けて詰めの議論が行われる見通しです。

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