偽の“ロレックス”の腕時計を持ち込んで売却した疑いで通称「トクリュウ」とみられる15人が逮捕されていた広域詐欺事件で、グループの“上位”にあたると見られる2人が再逮捕されました。

再逮捕されたのは神奈川県横浜市の大学生の男(27)と住居不定無職の少年(16)です。

高知県警によりますと2人は実行役や荷受け役などと共謀し偽造されたロレックスの腕時計を岡山市内のブランド品買取店に持ち込み、真製品と偽って売却し、現金425万円をだまし取った疑いがもたれています。

警察は「後半に影響を及ぼす」として2人の認否を明らかにしていません。

2人は高知市と広島市のブランド品買取店に偽の”ロレックス”の腕時計を売却し、250万円と430万円をそれぞれ騙し取った疑いで11月15日に逮捕されていました。

この事件ではこれまでに、5人と10人の2つの犯行グループのメンバーが逮捕されていて、今回再逮捕された2人は5人の犯行グループ内で「指示役」や「さらにその上の役割」を担いながら、”偽のロレックス”を「供給」したり「売却を指示」したりしていたということでしたが、今回新たに10人の犯行グループ内でも時計の手配や指示を行っていたことが分かりました。

一連の偽物のロレックスを使用した事件では被害が8府県に及んでいて、警察が全容解明に向け捜査を進めています。

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