12月に入り、年賀状の準備をする方も多くなってきたのではないでしょうか。「年賀状」離れが進む中、「年賀状じまい」をする人も増えているようです。
山崎匠記者
「山口市内の文房具店です。年の瀬ということもあり、年賀状コーナーが設けられています。中でも人気を集めているのが、こちら。『年賀状じまい』を知らせるはがきです」
クロスランド山口総本店では、約15種類の「年賀状じまい」のはがきが並びます。「年賀状じまい」のはがきとは一体どういうものなのでしょうか…
文房具店を経営する 株式会社十字屋 今本逸郎 代表取締役
「今年で年賀状を出すのを終了しますよというお知らせがついた年賀状」
「年賀状じまい」のはがきも、様々なものが販売されています。
こちらのはがきには「今後はメールやSNS等でご挨拶させていただこうと考えております」とあります。
シールタイプになっていて、はがきに張って「年賀状辞退」を知らせるものも販売されていました。
店によりますと、このように「年賀状じまい」のはがきに種類が増えたのは今年からで、売り上げは去年の数百倍レベルだということです。
「年賀状じまい」進む理由は…
「年賀状じまい」が進むのは、こんな理由もあると分析します。
文房具店を経営する 株式会社十字屋 今本逸郎 代表取締役
「郵便料金を上げられたというのがあって、それを契機にやめちゃうっていうのような方が比較的多い」
年賀はがきは今年、63円から85円に値段が上がりました。
年賀はがきの全国の発行枚数は、SNSの普及や環境への配慮などにより、14年連続の減少しています。
20代
「出してないです。なかなか時間がとれなくて、LINEとかでみんなやりとりをするようになった」
40代
「前までは出していましたけど、もう出さなくなった。時代の流れじゃないですけど、出さない方も増えてきたので、出さなくなった」
一方で、年賀状を大切にしている人も。
30代
「ここ数年で減らしてはきているが、やっぱり元日に届くとすごい自分は嬉しい」
20代
「出すのは大学の友達とおばあちゃんくらいかな」「出す相手はすごく少なくなってきたけど、これからも出し続けたい」
「年賀状じまい」が進む一方、「年賀状を送る」価値も高まっているのかもしれません。
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