静岡県袋井市の法多山尊永寺で、仁王門の格子の一部が何者かによって切られました。警察は、さい銭を狙った犯行の疑いも視野に捜査しています。

<掛川支局 伊豆川洋輔記者>
「犯行は寺を守る仁王像の前で行われました。現場には刃物のようなもので削られた跡がくっくりと残っています」

5月1日午後2時半頃、袋井市の法多山尊永寺で「格子の根本に切られた跡を発見した」と、寺の住職から警察に通報がありました。

警察や寺によりますと、入り口にある仁王門の左側の格子が深さ約4cmほど切られていました。

<法多山尊永寺 大谷純應住職>
「多分のこぎり状のもので両側から切断しようとしたんじゃないですかね」

380年以上の歴史を持つ仁王門は、国の重要文化財に指定されていて、切られた格子の先には、さい銭箱が置かれていました。

<法多山尊永寺 大谷純應住職>
「後世に残していかなければならない地域の宝物です。腹立たしい気持ちもある」

警察も、さい銭を狙った犯行の可能性も視野に周辺の防犯カメラを調べるなどして、捜査しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。