青森県立中央病院と青森市民病院の「統合新病院」で新たな動きです。病院の統合に向けた法人の母体となる一般社団法人「あおもり医療連携推進機構」が設立されました。
県と青森市は、県病と市民病院の統合の効果が早く出るように今年度中に地域医療連携推進法人を立ち上げ、マニュアルや基準などについて統合する前から協議する計画です。
県庁では、その法人の母体となる一般社団法人「あおもり医療連携推進機構」の設立総会が開かれ、宮下宗一郎知事や青森市の西秀記市長らが出席しました。
連携推進法人に参加するのは、県立中央病院と青森市民病院のほか、県立つくしが丘病院、市立浪岡病院の枠組みです。
青森地域での患者の紹介や医療機能の分担や連携、それに薬や機材の共同購入によるコスト抑制などに取り組むことにしています。
また、将来的には県全体の地域医療の維持や確保に向けて取り組むことも見据えています。
青森県 宮下宗一郎 知事
「何事も県民・患者目線で改革を進めていかなければいけない。県内の医療全体に、責任を持って水準を平準化する、向上させる取り組みは必須だと思っています。それを今回は、青森県立中央病院と青森市民病院の統合を契機に行うところに意義がある」
統合新病院は、青森市の県営スケート場一帯に整備され、2032年10月に開業する方針です。
病院の基本計画案では、病床は一般と感染症合わせて757床を整備し、抗がん剤などの治療が必要な患者に対応するため、全ての部屋が個室の無菌病棟の整備を検討するとしています。
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