熊本県警玉名署の巡査渡辺崇寿さん=当時(24)=が2017年に自殺したのは、県警が安全配慮義務に違反し長時間労働をさせたのが原因だとして、遺族が県に約7800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、熊本地裁(品川英基裁判長)は4日、約6100万円の支払いを命じた。  20年、業務上の負荷が原因で精神疾患を発症し自殺に至ったとして公務災害に認定されていた。  判決によると、渡辺さんは17年3月に玉名署刑事課に配属。課全体が多忙な中で過重な業務を行ったことにより精神疾患を発症し、同9月に福岡県のサービスエリアに止めた車内で死亡しているのが見つかった。

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