ゴールデンウイーク期間中、車で遠出をされる方も多いのではないでしょうか?
一方で、連休中は車のバッテリーやタイヤのトラブルが多くみられます。
事前点検のポイントをJAF(日本自動車連盟)に伺いました。

【JAF新潟支部事業部 廣川尚樹さん】
「JAFの出動件数も、大型連休につれて多くなる傾向があります。上位となるのはバッテリーあがり関係とパンクなどのタイヤ関係、といったものになります」

新潟県内でも、2023年のゴールデンウイーク期間中に、869件出動したそうです。
中でも多いのが、経年劣化などでバッテリー上がりのトラブルや、バーストしたりパンクしたりしたタイヤのトラブルで、全体の約5割を占めています。

トラブルが発生すると、せっかくのお出かけが台無しになってしまいますので、事前に『出発前の点検』を行うことがとても重要といえます。

お出かけ前“点検”のコツ

まずは「バッテリー」について確認するポイントを教えていただきました。

【JAF新潟支部事業部 廣川尚樹さん】
「取り付けた年数のチェックですね。だいたい2~3年で交換というふうに言われていますので、それを目安にしていただくのがベストかなと思います」

バッテリーの状態の分かる“目印”がついているものもあるので、こちらも気にすると良さそうです。

続いて「タイヤ」の点検ポイント。
まずは、タイヤがすり減っていることを知らせる『スリップサイン』が出ていないことを確認します。

「タイヤの側面に“スリップサイン”の場所を示す矢印があるんですけど、この矢印の延長線上の接地面にスリップサインがあります…」

タイヤのゴム山確認の次に気にするのは、タイヤの“空気圧”。

【記者リポート】
「一見何の違いもないように見えますが、実は後輪の空気圧が“通常の半分”となっています。見た目だけでその違いは分かりません。触ってみても…、普通のタイヤと硬さはあんまり変わりません」

タイヤの空気圧は、見た目だけでは判断しづらいので、ガソリンスタンドなどで空気圧の点検をしてもらうことをおすすめします。

車内の“暑さ”にも注意!!

ところで、気温23℃前後の屋外に駐車したとき、車内の温度は、軽ワゴン車と大型SUVとでは「どちらが暑くなる」でしょうか?

実は、JAFが実験したところ、大型SUVの方が高温になるそうです。
1時間で45℃近くまで温度が上がり、さらに、ダッシュボード付近では、およそ60℃にまでなっています。

【JAF新潟支部事業部 廣川尚樹さん】
「例えば、ダッシュボードにスプレー缶などを置いてしまうと、もしかしたら破裂してしまう可能性もあるので、なるべくものを置かないように」

想像以上に熱っせられるダッシュボード付近には、スプレー缶に限らず、スマートフォンなどもうっかり置きっ放しにしないことが、無用なトラブル回避の“コツ”といえそうです。

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