熊本市の懐石料理店でヒラメの刺身が原因とみられる集団食中毒が発生しました。症状を訴えた8人はいずれも回復しています。
集団食中毒が発生したのは、熊本市中央区水前寺(すいぜんじ)にある懐石料理店『とらや』です。
熊本市保健所によりますと、4月20日夜、この店で会食をした親族20人のグループのうち、40代から70代の男女8人が、直後から下痢や嘔吐などの症状を訴えました。
8人はいずれも回復しましたが、このうち1人の便から、「クドア・セプテンプンクタータ」と呼ばれる寄生虫が検出されました。患者が食べたヒラメの刺身が原因とみられます。
この寄生虫は特に天然のヒラメに寄生するため、熊本市保健所は、調理の前の冷凍や、十分な加熱を呼びかけています。
対策は?
熊本市保健所によりますと、
・マイナス20℃で4時間以上の冷凍
・75℃以上で5分以上の加熱
が有効だということです。
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