博覧会協会は、大阪・関西万博の会場建設費の予備費から62億円を使う方向で調整していることが関係者への取材でわかりました。災害など、想定外の事態に備える予備費の活用は初めてです。

 建設工事をめぐっては、自前で参加国がパビリオンを建設する「タイプA」が減少したことにより、空いた敷地を休憩所などに整備するための費用や、メタンガスによる爆発事故の再発防止策として換気のためのファンやガス検知器の設置費用など、計約87億円が必要になったということです。

 一方、建設工事を進めながら、コスト削減により25億円の建設費を縮減できたということで、この分を相殺し62億円の予備費を使う方針だということです。

 予備費は自然災害などに備えて130億円を計上していたもので、会場建設費2350億円の中に含まれています。

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