今週末、北海道は上空の寒気や冬型の気圧配置が強まる影響で、本格的な雪のシーズンがやってきそうです。
■雪の見通し
西風に乗って雪雲が次々と流れ込み、日本海側で雪の量が多くなりそうです。特に雪雲が集中して流れ込む上川や空知、後志地方では、30日夕方までの24時間で多いところで30センチ前後の大雪となる見込みです。
特に下記の地域は、雪の量が多くなり、雪かきが大変となりそうです。日曜日にかけて同じような所で雪が降りやすく、積雪がさらに増えていく見込みです。
・幌加内町や音威子府村周辺など上川北部
・美唄市から滝川市にかけての空知地方
・倶知安町など後志羊蹄山麓周辺
札幌は、雪が降ったりやんだりで、南区など山沿いの地域を中心に軽い雪かきが必要となりそうです。
【最新の雪と雨の予想】
■警報級の暴風のおそれも
30日から12月1日の午前中にかけては、気圧の傾きが大きく、留萌地方や石狩北部など沿岸では暴風を伴って猛吹雪となるおそれがあります。
暴風雪警報が発表されれば、今シーズン初となります。吹雪や吹きだまりによって車の運転が危険となる場合もあるため、移動の際は、気象や交通情報を確認するようにしてください。また、日中は広くプラス気温で湿った雪が降るため、着雪による停電にも注意が必要です。
■週明けはいったん寒さ緩む
2日月曜日になると、冬型の気圧配置は解消し、日中の寒さも和らぐ見込みです。最高気温は2日から3日にかけて道北でも5度くらいまで上がり、日中は雪がとけそうです。
週明けは屋根からの落雪や泥はねに注意が必要です。4日水曜日以降は再び寒気が流れ込み、日本海側を中心に雪や寒さが続く見込みです。
道北や内陸ではこの週末の雪で根雪となるところが多くなります。車の中にはスコップやスノーヘルパーなどを積み、突然の停電に備えてポータブルストーブの点検をするなど冬本番への準備を進めておきましょう。
◇HBCウェザーセンター:篠田勇弥気象予報士
■予想図
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