日本原燃は青森県六ヶ所村の「ウラン濃縮工場」でメーカー側が最長10年での交換を推奨していた部品約360点について、工場が完成した1991年以降、一度も分解点検していなかったことがわかりました。

「ウラン濃縮工場」では、2024年7月に配管の弁の中のゴムが劣化し、放射性物質を含む液体約1.5リットルが漏れているのが見つかりました。

これを受け、原燃が調査した結果、液体が漏えいした弁のゴムを含めて約360点の部品について、メーカー側は最長10年で交換を推奨していたものの1991年に工場が完成したあと、一度も分解点検をしていなかったことがわかりました。

日本原燃 増田尚宏 社長
「メーカー推奨の10年は1つの目安としてあるかもしれないが、我々はそれに従う必要はないと思っていますので、我々でまだ使える・もう使えないの判断ができる能力をもつのが重要だと思う」

一方で、日本原燃は再処理工場については完成以来、点検していない部品はないとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。