愛媛県松山市に住む会社員の30代男性が、計350万円をだまし取られる、特殊詐欺事件が発生しました。

警察によりますと男性は今年3月下旬官公庁職員を名乗る男から「携帯電話が犯罪に利用されている」「事件担当の県警から電話をかけさせる」などと携帯電話に連絡があったということです。

その後、警察官を名乗る男から「あなた名義の口座が特殊詐欺に使われている」「担当検事のSNSを登録してほしい」などと言われたため登録。

そして、SNSを通じ「事件に関わっていないことを証明するためにお金を振り込んでほしい」などの指示を受け、指定口座に約150万円を振り込みました。

さらに「あなた名義の口座が事件で使われ、被害額が2億4000万円になっている」「もし逮捕された場合に必要な保釈金を振り込んでほしい」などと言われたことから、約200万円を振り込んだということです。

振り込み後、連絡が途絶えたことを不審に思った男性が、警察官が所属するという署に問い合わせたところ、「そのような人物はいない」と答えられたことから詐欺と発覚、1日、被害届を出したということです。

警察は「警察や検察庁の職員を名乗り、口座情報などを求める会話やメールは詐欺」「警察からSNS登録を依頼することはない」などと注意を呼びかけています。

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