11月11日の特別国会で初登院した、県関係の5人の国会議員。石川1区から比例復活で当選した国民民主党の小竹凱(おだけ かい)衆院議員もその一人です。県内最年少・26歳の新人議員の国政デビューの1日に密着しました。

朝の国会議事堂前。午前8時の開門を待ちわびた多くの議員や報道陣でごった返していました。そして…。

午前8時の開門

警備員「かいもーん!」

新人議員たちが続々と門をくぐり、国会へと入っていきます。

一方、その頃、議員会館でおにぎり片手に、慌ただしくする国民民主党の小竹凱議員。机には新しい名刺も。

真新しい名刺を手に…

小竹さん「これは金箔の箔一さん、名刺入れっていうんですかね?すごく素敵なものを頂きました」

そして、勝負ネクタイは…

どんな柄?“勝負ネクタイ”は支援者から贈られたネクタイ

小竹さん「加賀鳶だ!…こっちにしようかな?せっかくやし」
事務所関係者「国民民主党の(ネクタイ)じゃなくていいの?」
小竹さん「いつでも国民民主党にはなれるんで(笑)」

加賀鳶柄のネクタイ

支援者から贈られた加賀鳶がデザインされたネクタイ。新天地となっても、金沢らしさは忘れません。

Q.昨夜は眠れたか
小竹さん「ばっちり眠れました!さっきも早速道に迷ったんですけど(笑)これから始まるなと」

10月27日に投開票された衆議院選挙で、石川1区から出馬した小竹議員。小選挙区では敗れたものの、比例復活を果たしました。当選が判明した直後「この当選は国民民主党への期待、それから若いことへの期待だと思いますので、これからしっかり皆さんに恩返しをして、石川のため未来のため働けるよう頑張ります」と話していました。

選挙事務所にて(10月27日・金沢市)

会社員から退路を断って、政治の世界に飛び込んだ小竹議員。
石川高専で建築を学んだ後大手ゼネコンに入社し、建設現場での深刻な人手不足を目の当たりにしたことが、政治家を志すきっかけになったといいます。

学生時代の小竹議員

喜びの一夜から、初登院まで残された期間はわずか2週間。
休む間もなく、東京への引っ越しと地元・金沢での挨拶まわりに奔走します。

空っぽの棚…初めての議員部屋

小竹さん「スーツは急いで新調してるけど…まだ間に合ってない(笑)」

総務省で国会担当も経験した金沢市の村山市長からは、こんな指南を受ける場面も。

あいさつ回りで金沢市役所へ

村山市長「1階から出ると国会議事堂で地下4階から出ると裏側に行けて…」
小竹「へぇ…。また抜け道とか教えていただいて(笑)」
村山市長「あとまいもん寿司もあるので故郷の味を楽しんで下さい」

迎えた、初登院の日。まだ空っぽの棚が初々しさを思わせる議員部屋。小竹さん、椅子に座りながら「何もないっすね…これから仕事していかんなん」と話します。

Q.座り心地は?
小竹さん「今まで座ったイスで一番腰に良さそうな(笑)色んな方が座ってきたイスって感じしますね」

座り心地は…

部屋の片付けを手伝うのは、金沢から駆けつけた高専時代の友人です。

友人の本田陸さん「現実感はないですけどうれしいですよね」
Q.小竹先生と呼ぶのはどんな気分か
本田さん「全然慣れませんね(笑)」

身長186センチの“大物”議員…国会の門をくぐる

小竹議員は事務所関係者らと共に、議員会館から歩いて国会へ。歩きながら話すのは議場の席についてです。

小竹さん「(議場の座席が)扇の右から6番目くらいだったんで…ちょうどバスケで言ったら一番ゴール入る角度です。ハハハ」

長身の小竹議員

新人議員らしからぬリラックスした様子、身長186センチの「大物」は、軽い足取りで、威風堂々。しばらく報道陣に囲まれながら、少し緊張した表情で国会の門をくぐります。

小竹さん「重たすぎるバッジなので重責を受け止めてこれから頑張っていきたい。写真はOK…?これ以上やっても何も出ないすけど(笑)」

開門を待つ議員ら

橋本幹彦議員「全国に(20代議員が)3人いて…」
小竹さん「3人しかいないんですか?」
橋本幹彦議員「比例が大空さんと(小竹)そのうち2人がここに」

26歳の初登院。初めての景色をどう見たのでしょうか?

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