世の中には「天才」と呼ばれる人たちがいますが、その才能に敬意を表してご紹介します。
岐阜県に住む豊川愛惺(とよかわ・あいる)君、小学3年生です。自宅の庭で、弟、妹とサッカーをして遊んでいますが。
(豊川君)
「サッカー楽しいです」
Qサッカーと勉強どっちが好き?
「まあ勉強ですかね」
本棚には、難しそうな数学の本や、科学雑誌がずらり。一冊手に取ってもらうと。
(豊川君)
「これは常微分方程式といって、物理とか日常で一番使われる方程式」
表紙のサブタイトルには「大学数学がこんなに分かる!」「単位なんて楽に取れる!」と書いてあります。なんと大学レベルの参考書でした。
勉強後の休憩中に“自作の問題”を
壁のホワイトボードにも難解な数式が。
(豊川君)
「もともとある問題をアレンジして、自分で問題を作りました。勉強が終わって、ちょっと休憩のときにこれを解いています」
実は豊川君。小学3年生にして、すでに高校3年生レベルの「数学検定」準1級に合格。そのほか「物理検定2級」と「英検2級」にも合格。人は「天才少年」と呼んでいます。
「親に勉強しなさいと言われたことは?」「ん~ないですね」
(豊川君)
「難しい問題を解けたときに、気持ち良いというか、すっきりするところが楽しい」
勉強時間は、平日は1日3~4時間。休日は、7~8時間ほどだといいます。
(豊川君)
Q.親に勉強しなさいと言われたことは?
「んー、ないですね」
現在は、理系大学卒業レベルの「数検1級」の合格を目指しています。
(豊川君)「これは微分法の章が始まったところですね。『はさみうちの原理』を使った微分係数を求めるところ」
なんだかかなり難しそう…試しに数検1級レベルの問題を1問解いてもらうと…わずか8分で解いた豊川君。さっそく答え合わせをすると。
(豊川君)「全く同じですね」
なんと、正解です!この優れた才能はいったい、どのようにして開花したのでしょうか?お母さんに伺いました!
文章問題の「りんご」がわからないので食料品売り場へ
(豊川君の母親)
「(生後)10か月で1~10の数字が分かっていました。小さいころに児童館によく連れていっていたので、数字が書いてあった本とかブロックで、自然に覚えていった」
特別な教育をしたわけではなかったのです。豊川君は、2歳で九九を暗記。そして、3歳になると…
(豊川君の母親)
「分数とか少数もやっていたし、負の数もやっていました」
現在の小学3年生の算数は、すでに3歳の時に勉強していたそうです。持って生まれた才能の開花には、両親の導きも。
(豊川君の母親)
「そもそもまず言葉(の意味)が分からないので、文章問題で“りんご”が出てきたら、食料品売り場のりんごを見せにいったりとか、道のり・速さ・時間は、ストップウォッチとメジャーを持って、実際に何メートルか測って、何秒か計って教えた」
両親は、数学を専門で学んだわけではありません。しかし体験を通して、楽しみながら理解を深めてもらおうと工夫しました。
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