2021年に日南市で発覚した官製談合事件をめぐる裁判で、福岡高裁宮崎支部は、無罪を訴えていた日南市の元副市長に対し、一審の有罪判決を支持し、控訴を棄却しました。
判決を受けたのは、日南市の元副市長、田中利郎被告(67歳)です。
この裁判は、市発注の公共工事について、田中被告が、おおむねの査定決定額を事前に日南地区建設業協会の元会長に漏らしたなどとして官製談合防止法違反などの罪に問われているものです。
一審で田中被告は無罪を主張していましたが、宮崎地裁は懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡し、田中被告は控訴しました。
21日は福岡高裁宮崎支部で控訴審判決が開かれ、平島正道裁判長は「どの主張にも理由がなく一審判決は相当」として控訴を棄却しました。
弁護側は上告するとしています。
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