斎藤元彦知事が再選された兵庫知事選挙を受けて、石川県の馳浩知事は誹謗中傷を抑止する条例について、兵庫県の動きを注視したい考えを示しました。

兵庫県知事選をめぐっては、SNSなどインターネット上で候補者らへの誹謗中傷や真偽不明の情報が飛び交うなどしたとの指摘がされています。再選された斎藤知事は、SNS上の誹謗中傷の拡散を防ぐための条例制定を検討する考えを示しています。

このことについて21日の記者会見で問われた馳知事は、ネットなどでの自らへの誹謗中傷について「表現の自由の範囲内」と述べました。

石川県・馳浩知事「私への誹謗中傷があることは存じていますが、表現の自由の範囲内という風に思っています。私や私の家族に命にかかわるような危害を加えるというのは看過できない。良識の範囲内、表現の自由、報道の自由の範囲内という認識をしております」

能登半島地震では多くの「誤情報」も 兵庫県の条例化は注視する姿勢の馳知事

石川県では、能登半島地震の際にうその救助要請を流すなど、誤った情報が流されることもありましたが、馳知事は誤情報について「こんなときになんだよという思いを持ちました」と改めて苦言を呈しました。

石川県・馳浩知事「にわかに石川県も条例で、ということは考えていませんが、多くの県民の声を聞き、県庁内の職員の声も聞き、私なりに判断します」

SNSなどによる問題や弊害に触れながら、馳知事は兵庫県が検討している条例については注視したい考えを示しました。

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