何者かと共謀し、孫を装って「現金を至急必要としている」などと言い、新潟県長岡市に住む80代の女性から現金60万円とキャッシュカード2枚をだまし取った疑いで、23歳の男が逮捕されました。男は“受け子の管理役”とみられ、警察は特殊詐欺グループの実態解明を進めています。

詐欺（特殊詐欺）の疑いで逮捕されたのは、住所不定、無職の男（23）です。
警察によりますと男は何者かと共謀し、今年5月17日、共犯者が長岡市の80代女性の自宅に孫を装って電話。「現金を至急必要としている。代わりに行く上司の息子に現金を渡してほしい」などと言い、長岡市内で上司の息子になりすました男が、女性から現金60万円とキャッシュカード2枚をだまし取った疑いが持たれています。

男は特殊詐欺の“受け子”の管理役だったとみられ、グループ内で連絡を取り合ったり、必要経費を渡したりする役割を担っていたということです。男は長岡市に住む別の女性への特殊詐欺容疑で10月29日に逮捕されています。

警察は捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。警察は、この事件をめぐり複数人を逮捕していて、グループの全容解明を進める方針です。

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