兵庫県警は、今年1月~3月に発生したSNS型の詐欺被害額とそのうちわけを発表しました。県警がまとめた分の被害総額は3か月で19億8300万円にのぼりました。

 このうち「投資型詐欺」が被害額16億円、「ロマンス詐欺」が3億円。どちらの詐欺も女性より男性の方が被害者が多い結果になっているなど、詳しく見ていくと、被害者像が浮き彫りになっています。

 《SNS型投資詐欺の傾向》

 兵庫県警のまとめによりますと、投資型詐欺については、3か月で122件発生し、被害者は男性56.6%女性43.4%のうちわけです。

 被害者の世代別では、60代男性が最も多く17.2%、つづいて60代女性13.9%、70代男性と50代女性が12.3%と続きます。

 最初の接触に使われたSNSについては、インスタグラムが最も多く29.5%、フェイスブックが17.2%、投資インターネットサイトが11.5%、LINEが14.8%と続きます。

 《SNS型ロマンス詐欺》

 兵庫県警のまとめによりますと、ロマンス詐欺については、3か月で33件発生し、被害者は男性51.5%女性48.5%のうちわけです。

 被害者の世代別では、40代女性が最も多く30.3%、つづいて60代男性で18.2%。この2層で全体の約半分を占めます。そして40代男性が9.1%と続きます。

 最初の接触に使われたSNSについては、マッチングアプリが51.5%と最多です。続いてインスタグラム21.2%、フェイスブックが18.2%と続きます。

 60代の男性は、投資詐欺・ロマンス詐欺とも男性被害者の中で最多の層となりました。

 いっぽう40代女性は、ロマンス詐欺について全体の30%、女性被害者の62%を占める割合となりました。

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