大阪府高槻市の市営バスの運転手だった男が、客を乗せたバスで当て逃げ事故を起こした疑いで、書類送検されていたことが分かりました。

 道路交通法違反の疑いで書類送検されたのは、高槻市の元職員で市営バスの元運転手の50歳の男です。

 警察によりますと、元運転手の男は今年1月、高槻市内で、客を乗せた乗務中のバスをブロック塀に接触させる事故を起こしたにも関わらず、その場から逃げた疑いが持たれています。乗客にケガはなかったということです。

 事故翌日に、別の運転手がバスについていた傷を発見し、警察に被害届を提出していました。

 元運転手の男は、今年2月にバスのドライブレコーダーを盗んだ疑いで逮捕されていて、当時の調べに対し容疑を認めた上で、「職場に対する嫌がらせ」などと話していました。

 しかしその後の捜査で、元運転手の男が当て逃げ事故を起こしていた疑いが発覚、事故を隠ぺいするためにドライブレコーダーを盗んでいたとみられています。

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