石巻市の下水道工事を巡る官製談合事件で逮捕された市の職員2人と業者側の男の3人が起訴されました。

官製談合防止法違反などの罪で起訴されたのは石巻市下水道建設課の課長補佐、星洋一(ほし・よういち)被告(50)、下水道建設課の係長寺内友和(てらうち・ともかず)被告(46)、それに土木工事会社・遠藤興業執行役員遠藤光弥(えんどう・みつや)被告(67)です。

起訴状などによりますと星被告と寺内被告は、去年2月、石巻市が行った下水道工事の入札を巡り、最低価格を算出できる設計書を遠藤被告に渡して公正な入札を妨害したなどとされています遠藤興業は、最低制限価格を25万円上回るおよそ4370万円で工事を落札していました。3人はおおむね罪を認めているということです。検察によりますと、星被告と寺内被告は「仕事を円滑に進めたかった」などと供述していて、情報の提供は市職員側から持ちかけたということです。

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