鳥取県米子市の後藤総合車両所で、今年6月に引退した381系・特急やくもの車両部品のオークションが行われました。なかには落札価格50万円のものも…県外からも鉄道ファンが集まり、会場は熱気に包まれました。
この日は鳥取県米子市の後藤総合車両所で、今年6月に引退した381系の鉄道部品のオークションが行われました。
参加者は
「いいものがあればという感じですね」
オークションでは、行先字幕や車内車号銘板が出品され、それぞれ1万円から上限50万円で競りが始まりました。
まずは前面表示幕。
早速1品目を競り落としたのは先ほどの男性。23万円で競り落としました。
23万円で落札した男性
「この車両自体、小学生のころからなじみのある車両なので思い出になりますね」
Q金額は想定通り?
「若干上げましたけど、それ以上のものがあるので」
紫やくものラストランの際に使用されていた車内車号銘板は、4人が上限の50万円に手を上げじゃんけんでの決戦の末、大阪から来た男性が競り落としました。
50万円で落札した男性
「昔は大阪で381が走っていて中学生・高校生の時に学校の校舎からよく走っているのを見まして憧れていました。普段じゃんけん弱くて絶対負けるんですけど、こういう時に限って勝利の女神がついていたのかなと思いますね」
後藤総合車両所 富田博之 担当科長
「今まで車両部品は売らずに廃棄していて、世界に1点しかないものを捨ててしまうのはもったいないなと。私たちが今までメンテナンスしてきた部品たちが第2の人生を歩むというのはうれしい」
JR西日本では、今後もオークションなどを通して車両を身近に感じてほしいとしています。
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