札幌市の認可保育園で10月、1歳の園児が給食を喉に詰まらせて死亡した事故で、15日午後、保育園が会見を開き事故の経緯を説明しました。

札幌市北区拓北の認可保育園「アイグラン保育園拓北」では10月23日、1歳の男の子が、食べていた給食をのどに詰まらせました。

認可保育園「アイグラン保育園拓北」(15日 札幌市北区)

 男の子は、心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。

司法解剖の結果、男の子の死因は給食をのどに詰まらせたことによる窒息死だということが新たにわかりました。

認可保育園「アイグラン保育園拓北」(15日 札幌市北区)

 死亡事故を受けて保育園の運営会社は15日、記者会見を開き、「この度は絶対にあってはならないことが起きてしまい、ご遺族様に深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。

10月、1歳男児が給食をのどに詰まらせ死亡

 【保育園運営会社が説明した事故の経緯】

・事故が起きたのは0歳児クラスで、男の子の年齢は1歳1か月

・10月23日午前11ごろ、保育士が1対1で児童へ食事介助

・午前11時8分~9分ごろ 男の子が食べ物をのどに詰まらせた様子を見せる

・食事介助をしていた保育士が、口の中に指を入れ、詰まった食べ物を吐かせようとしたり、背中を叩いたりした

・119番通報ともに、救急隊が到着するまで心臓マッサージと人工呼吸を実施


【事故当日の保育園の給食の献立】

・給食は保育園内で調理

・男の子が食べていたのは全て離乳食

・豆乳味噌汁

・焼肉風炒め

・キャベツのお浸し

・軟飯

・ヨーグルト

運営会社「絶対にあってはならないことが起きてしまい、ご遺族様に深くお詫び申し上げます」と謝罪

 事故当時、働いていた保育士2人は勤続年数が20年以上で、1人は正社員、1人はパートでした。 

男の子はこれまで、給食時にトラブルなどはなかったということです。

保育園運営会社は事故の詳細把握に努めるとともに、遺族に対して誠実に対応していくとしてます。

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