福島第一原発の事故をめぐり、東京電力の旧経営陣3人が強制起訴された裁判で、最高裁は14日、10月に亡くなった勝俣恒久元会長について、裁判を打ち切る決定をしました。
東京電力の勝俣恒久元会長は、福島第一原発の事故で津波対策を怠り、大熊町の双葉病院の患者を死亡させたなどの罪で、ほかの旧経営陣2人とともに強制起訴されました。
一審と二審では、無罪判決が言い渡され、検察官役の指定弁護士が最高裁に上告していました。
最高裁は、勝俣元会長が10月に亡くなったことを受け、14日、勝俣元会長への公訴を棄却し、裁判を打ち切る決定をしました。ともに強制起訴されたほかの旧経営陣2人については、引き続き審理が行われます。
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