無資格で会社設立の登記を行ったとして中国人の男女ら3人が逮捕された事件で、会社の銀行口座の一部は特殊詐欺の振り込み先として悪用されていたということです。

 中国籍のグゥ・ベイション容疑者(56)と野崎哲也容疑者(63)ら3人は去年9月、司法書士の資格がないのに会社設立の登記をした疑いがもたれています。

 警察によりますと、会社は民泊の名目ですが、実際は事業実態のないペーパーカンパニーで、3人は去年8月から少なくとも30社設立していたということです。会社の口座の一部は特殊詐欺の振り込み先として悪用されていて、1000万円以上が振り込まれていたとみられます。

 警察は3人が匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」に関わっていたとみて余罪を調べています。

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