2050年の都道府県別の世帯数の将来推計で、青森県内の世帯の約4分の1が「65歳以上の高齢者の1人暮らし世帯」となり、東日本では最も高い水準となることがわかりました。
国立社会保障・人口問題研究所では、国勢調査の結果を基準に将来人口や世帯数などの推計を5年に1度行っていて、今回の推計は、2020年の国勢調査をもとに2050年までの30年間の推計が行われました。
2050年の青森県は約25%が「65歳以上の高齢者の1人暮らし世帯」に?
それによりますと、2050年の青森県の高齢者の1人暮らし世帯は、県の世帯総数の24.6%を占め、東日本では最も高くなったほか、全国でも5番目の高い割合となりました。
また、県の世帯総数は、2020年の51万世帯から2050年には37万1000世帯となると予測されています。
30年間の世帯総数の減少率は、全国で2番目に高い27.1%。夫婦と子どもで構成される世帯数の割合の減少率は全国で最も高くなりました。
深刻な状況の青森県
今回の推計では、すべての都道府県で2045年以降世帯数は、減少傾向になると予想されていますが、青森県は、より深刻な状況であることが浮かび上がりました。
県では、今後、単身の高齢者でも安心して生活できる環境を作っていくため、地域ぐるみでの見守り体制の構築などに取り組みたいとしています。
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