10月下旬、札幌市豊平区で、停車中のタクシーから売上金約21万円などを盗んだとして、13日、32歳の男が逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、札幌市豊平区の32歳の自称解体工の男です。

男は、10月27日午前1時半ごろ、自宅前で客として乗ってきたタクシーの車内から売上金の現金約21万円や62歳の男性運転手の財布などを盗んだ疑いが持たれています。

警察によりますと、当時、男は、自宅前にタクシーで到着すると、突然「携帯と財布を落とした」と言い出し、運転手から携帯電話を借りて自ら警察に電話しました。

そして警察官が駆け付けるまでの間に、運転手のすきを狙って車内にあった売上金や運転手の財布などを盗み、立ち去ろうとしたところを運転手に気付かれたということです。

その後、警察は裏付け捜査を進め、容疑が固まったとして、13日男を逮捕しました。

取り調べに対し、32歳の自称解体工の男は、当初「俺はやっていない」と容疑を否認していましたが、その後「財布はとりましたが、返しています」などと供述しているということです。

警察は、事件当時の状況を調べるとともに、男の普段の生活実態などを調べています。

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