長崎県の自然や歴史遺産を空から紹介する「長崎ばーどアイ」。今回は、長崎港から南西18kmの沖合に浮かぶ人工島「端島」。日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」で、池田エライザさん演じる草笛リナが《端島音頭》を歌った舞台、「宮ノ下階段」の今の姿も登場します。「動画」または「画像付きで読む」からご覧ください。
それは廃墟ではなく、ここで人々が生きた証。
65号棟(報国寮)は島内最大の建築物。1945年〜58年築。
島の北西に“あの階段”がある。
宮ノ下階段(地獄段)
ビルの谷間で、今もほぼ原形をとどめている。
かつて5,000人を超える人が、ひとつの家族のように暮らした島。
【端島(軍艦島)】
長崎港から船で約40分の海に浮かぶ。かつて「海底炭坑の島」として、岩礁の周りを埋め立て造られた。最盛期の1960年の人口は約5300人で、日本一の人口密度だった。島内には小・中学校、病院のほか映画館やパチンコホールなど娯楽施設もあった。
端島炭坑の石炭は良質で、隣接する高島炭坑とともに日本の近代化に大きく貢献。しかし、主要エネルギーの石油移行に伴い衰退の一途をたどり、1974年に閉山した。 2015年、端島炭鉱を構成資産に含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」がユネスコの世界文化遺産に登録された。現在は無人島。
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