元指導者によるわいせつ行為で、男子選手は競技が続けられない状態になったということです。

 バトントワリングの元指導者・小城桂馬容疑者(40)が逮捕されたことを受けて、4月30日午後5時から日本バトン協会はオンラインで報道陣の取材に応じました。

 (日本バトン協会 内田圭子理事長)「絶対に許してはいけないこと。非常に申し訳ない気持ちでいっぱいでございます」

 警察によりますと、小城容疑者は去年2月、京都市南区のマンションで、当時18歳の高校生だった男子選手の下半身をさわるなどのわいせつな行為をした疑いが持たれています。

 協会ではすでに第三者委員会が小城容疑者の一連の行為を調査して報告書をまとめていて、それによりますと被害を受けた男子選手は幼少期から小城容疑者の指導を受けていて、これまでに複数回のセクハラ行為が確認されたということです。この男子選手は精神的にショックを受けて競技が続けられない状況になったということです。

 (日本バトン協会 内田圭子理事長)「この先生に見てもらえたら大会に出られる、この先生に見てもらえたら振り付けしてもらえる、そういう部分的なものがあったかもしれないです」

 また日本バトン協会は、前の理事長が被害申告を受けたものの「プライベートな事案」として独断で情報共有を怠り、協会としての情報の把握が約3か月遅れたことを明らかにしました。

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