全国で高病原性鳥インフルエンザの感染が相次いで確認されるなか、金沢市では家畜伝染病の発生に備え関係者が初動対応や防疫作業の手順を確認する訓練が行われました。
訓練は、石川県内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生したとの想定で、県職員のほか家畜保健衛生所や農林総合事務所からあわせて50人が参加しました。
「有事」に備え 担当部局以外の職員が訓練に従事
記者リポート「県庁からの訓練参加者はすべて担当部署以外の参加者です。職員らはウイルス感染防止に細心の注意を払いながら防護服を身につけていました」
大規模な発生の場合には、担当部局だけでなく他の部署からも応援職員が派遣されることも踏まえての訓練です。
職員は、ウイルスに触れないように目張りをしっかりとするなど注意を払いながら防護服を装着した後、殺処分までの流れを確認しました。県内には8カ所の養鶏場がありますが、これまでに高病原性鳥インフルエンザの検出はないということです。
農林事務所単位でも訓練を実施し迅速な防疫対策を
県では今後、農林事務所単位でも訓練を行い迅速な防疫対策ができるよう備えたいとしています。
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