完成すれば国内最大級となる建設中の風力発電所を、12日、福島県田村市の小学生が見学し、理解を深めました。
田村市など4つの市町村にまたがる阿武隈風力発電所を見学したのは、地元の都路小学校に通う5年生と6年生合わせて10人です。
この発電所は、福島の復興を世界に発信しようと、住友商事など9社が出資した合同会社「福島復興風力」が、来年春の運転開始を目指して建設を進めています。完成すれば、国内最大級となる陸上風力発電施設です。
子どもたちは、はじめに担当者から風力発電の仕組みについて説明を受けたあと、発電機がどのように出来上がるのかなどを学びました。このあと、建設中の発電所を視察し、高さおよそ148メートルもある風車の迫力に驚いていました。
𠮷田桜さん「小学校から見た風車はこのくらいだから小さいのかと思ったけど、実際に見てみたら結構迫力があって驚きました」
吉田輝康さん「(風車の中に)色々な機械が入っていると言っていたので、紹介された以外にどんな機械が入っているのか調べてみたい」
鹿俣晶子校長「未来に向かって進んでいく事業を子どもたちが感じて理解して、未来をたくましく生きる気持ちを育ててほしい」
見学した都路小学校は、今年度から田村市内の他の地域からの入学を広く受け入れる「小規模特認校」に指定され、今回の見学は、「地域探求学習」の一環として行われました。都路小学校では「今後も積極的に地域に密着した事業について学ぶ機会を設けたい」としています。
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